本題のデベロッパーアカウントの確認作業ですが、Google Play Consoleから送られてきたメールに「確認を開始」ボタンがありますので、クリックすると「Google Play Console」サイトに移動します。
画面の指示に従い進めていくと確認が終わります。
途中にアカウントの種類を選択する画面がありますので、「組織アカウント」 or 「個人アカウント」を選択してください。企業や個人事業主であれば「組織アカウント」を、個人で趣味や学生であれば「個人アカウント」を選ぶのがよさそうです。個人アカウントでも収益化は可能なようです。
私は個人事業主ですので「組織アカウント」を選択しました。
「組織アカウント」では以下の情報が必要になりますので、事前に用意してください。
- D-U-N-Sナンバー
- ユーザー向けの連絡先の電話番号(Google Playに表示されます)
- ユーザー向けの連絡先メールアドレス(Google Playに表示されます)
- Google向けの連絡先の電話番号
- Google向けの連絡先のメールアドレス
また、組織の確認書類として個人事業主であれば「個人事業の開業・廃業等届出書」の控え、企業であれば登記簿をファイルでアップロードする必要がありますので、事前にPDFなどにしておきます。また本人確認書類として「運転免許などの政府機関発行の写真付き身分証明書」が必要ですので、身分証明書をスマホ等で表裏を撮影して保存しておきましょう。
「お支払いプロファイルをリンクして組織の確認を行う」画面で「お支払いプロファイルを作成または選択」をクリックすると新しくプロファイルを作成するか既存のプロファイルを選択できますので、選びます。「新しいお支払プロファイルを作成する」を選択するとD-U-N-Sナンバーの入力を求められるので、取得済みのD-U-N-Sナンバーを入力します。D-U-N-SナンバーからD-U-N-Sビジネス情報が表示されますので、情報が正しいかどうか確認します。
その後、組織の情報を入力します。
ここで組織の種類、規模、電話番号とウェブサイトを入力する必要があります。電話番号は日本であれば「+81」から始まる電話番号を入力してください。ハイフンは不要です。これらはGoogle Playには公開されないようです。
次に公開デベロッパープロフィールを入力します。
ここでは電話番号とメールアドレスを入力しますが、これらの内容はGoogle Playに公開されます。私用の電話番号が公開されては困る場合は、組織用に電話番号を新たに取得されることをおすすめします。電話番号とメールアドレスともに入力後に確認コードがそれぞれに送られてきますので、確認コードを入力して正しい電話番号あるいはメールアドレスであることの確認を行います。
また、組織名と住所はD-U-N-Sナンバーに紐づいている内容が表示されます。これらもGoogle Playに公開されます。
その次にGoogleからの連絡方法を入力します。
担当者名、連絡先メールアドレス、使用する言語と連絡先電話番号を入力します。これらはGoogle Playには公開されませんが、メールアドレスは「Googleアカウントに関連付けられているメールアドレスとは異なる必要があります」とありますので、Gmail以外の組織用のメールアドレスがあればそれを登録してください。また、メールアドレスのドメインが組織のウェブサイトのドメインと一致することが望まれていますが、違っていても登録はできました。メールアドレスの確認のため確認コードが送られてきますので、そのコードの確認が取れれば問題なさそうです。「使用する言語」は使用できる言語を選びます。「連絡先電話番号」はGoogle Playには公開されませんが、組織で使用している電話番号を入力するとよいと思います。「電話番号を確認」ボタンをクリックすると確認コードがSMSで送られてきますので、確認コードを入力します。
確認事項をすべて登録したあとに、Googleから「本人確認が必要です」という件名のメールが届きます。本人確認のため、パスワードや「運転免許などの政府機関発行の写真付き身分証明書」と併せて、追加情報を提出する必要があります。
追加情報は個人事業主であれば「個人事業の開業・廃業等届出書」の控え、企業であれば登記簿などのPDFをアップロードし、個人確認用IDは運転免許書をスマホのカメラで表裏を撮影して、アップロードします。
Google による確認が終われば、Google Play Consoleから「本人確認が完了しました」という件名のメールが届きますので、デベロッパーアカウントの確認は終了になります。
Play ストアアプリから自分のアプリの「アプリのサポート」の項目を見ると住所や電話番号が表示されるようになっていました。
Google Playに住所、メールアドレス、電話番号が公開されるので、アカウントの確認を躊躇する人もいるのではないかと思います。個人事業主であれば電話は業務用に持っている方が多いと思いますので、その番号を登録すれば良さそうですが、住所は自宅と兼用している方も多いと思いますので困るという方は多いのではないかと思います。その場合はバーチャルオフィスを利用すれば解決するかもしれません。
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